ナラ 枯れ 伐採
ナラ枯れはブナ科の樹種で確認されており、特にミズナラやコナラの落葉広葉樹で集団的な被害が発生しています。 また、常緑樹のシイ・カシ類でもナラ枯れの被害が発生していますが、落葉広葉樹に比べて集団的被害を呈することは少なく、樹種によって枯れ方や被害の程度には違いが見られます。 コナラ クヌギ 被害の特徴 木が枯れる原因は、ナラ枯れ以外にも、気象やその他の病気による場合もあります。 ナラ枯れを見分けるには、被害が発生している樹種、発生した時期(梅雨明け~8月頃)、葉が委縮して赤褐色に変色している等の特徴のほか、木の幹(地上~4m程度の位置)にカシナガが穿入した穴があり、木の根元にフラス(カシナガの排泄物と木くずが混じったもの)が貯まっていることが大きな特徴です。 被害木の根元に貯まったフラス
ミズナラ コナラ マテバシイ スダジイ 被害を受ける 樹種 ナラ枯れはブナ科の樹種で確認されています。 なかでも、本州ではミズナラとコナラに、九州では マテバシイとスダジイに 被害が多く見られます。な お、ブナ属のブナ、イヌブナはカシナガの 穿入が あっても、枯死は確認されてい
森づくり最前線 ナラ枯れ対策 里山の豊かさを見つめ直す 夏だというのに、ナラやクヌギ、シイやカシなどが、葉という葉を赤茶色に染めて次々と枯れていく。 そんな現象が、日本各地でおきています。 いわゆる「ナラ枯れ」です。 「ナラ枯れ」によって葉が変色したクヌギの大径木。 原因は、樹が "ナラ菌"という病原菌に感染すること。 そして、"カシノナガキクイムシ"という昆虫が、菌の媒介者になっていることが知られています。 「ナラ枯れ」のメカニズム 小さな虫が身につけた 驚くべき繁殖の知恵 カシノナガキクイムシ(以下"カシナガ"と略記します)は、日本各地に生息する、体長5㎜程の小さな甲虫です。
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