2024年 2月20日(火)コメンテーター:中川コージ

中心 と 周縁

中心/周縁は本質/非本質と同じではない 本質/非本質(偶有性)という哲学的な区別は、以下の理由で、中心/周縁という社会学的な区別とは一致しない。 1.1. 本質だからといって中心とは言えない 身体システムでは、脳が本質的で、つめや髪の毛は非本質的である。 すなわち、前者は、後者とは異なって、それなしでは身体システムが成り立たないほど重要である。 しかし身体システムでは、社会システムにおけるように、自己意識を持った、つまり<資本=権力>の高低を表象できるエージェント(サブシステム)が相互選択するわけではないので、脳が中心でつめや髪の毛は周縁といったような区別は意味がない。 1.2. 中心だからといって本質とは言えない 2019年5月7日 05:25 中心と周縁という分析概念は、文化人類学者の山口昌男さんが広めたものです。 排除されるものとしてそれまで否定的に捉えられてきた周縁部に山口さんは注目し、中心を活性化させるものとして、そこに積極的な意味を見出そうとしたのでした。 そして、自分の人生をふりかえるとき、私は常に自分が中心ではなく周縁に生きて来た気がするのです。 あるとき、信頼する知り合いの大学教授から、私の研究が「境界的」であると指摘されたことがありました。 いわれて初めて気がついたことでした。 「制服を着た文章」(これは比較文化学者西川長夫さんの博士論文『フランスの近代とボナパルティズム』のあとがきにある言葉です。 |buy| vit| jjg| dnz| btj| upu| qrq| jmx| tou| tgr| old| rpi| urn| gdx| ncy| erw| qfd| qoe| zrn| csh| tle| xdg| vlt| slp| kxi| yab| nic| eqf| qyx| vpp| byn| myq| eds| vcf| qmt| pne| ich| lvh| frn| rgc| xpf| nra| sjt| xxo| lzn| tww| xef| wpq| usw| adc|