＜Point＞ 末梢静脈栄養法（PPN: Peripheral Parenteral Nutrition）では、水分、電解質、各種栄養素（蛋白質、糖質、脂質）、ビタミン、微量元素を投与する。 1日100g以上のブドウ糖投与が可能で、1日不可避窒素損失量54mg/kg以上の補給が可能である。 また脂肪製剤により必須脂肪酸の供給が出来る。 しかし、PPNのみでは栄養状態の改善は難しく、短期間の栄養補給・維持管理が目的である。 ＜Pitfall＞ 浸透圧に上限があり高濃度にできないため、濃度制限輸液剤となる。 当然投与カロリーを増やせば水分量が増える。 従って、心機能障害（心不全）、腎機能障害（腎不全）には適さない。 ＜Advice＞ 1．はじめに 微量元素の定義、各微量元素の特徴（生理作用、欠乏症、過剰症など）などは、「 PDNレクチャーChapter2 4.2 微量元素製剤 」、あるいは各成書を参考にしていただきこの場では割愛することとし、現在、本邦で発売されている高カロリー輸液用微量元素製剤の特徴などを記載する。 2．現在市販されている高カロリー輸液用微量元素製剤 静脈栄養における微量元素の推奨量などは、米国静脈経腸栄養学会（A.S.P.E.N.） 1) の値を示した（ 表1 ）。 表1 成人静脈栄養に対する推奨量 なお、厚生労働省から出されている日本人の食事摂取基準（2020年度版） 2） の情報も参考値として示した（ 表2～7 ）。 末梢静脈栄養の特徴. 末梢静脈栄養は、末梢静脈から可能な限り多くの栄養素を補給しようという考え方です。. PPNは、糖質、アミノ酸や脂肪などの投与により体タンパクの消耗を抑制でき、TPNに比べて手技や管理が簡便です。. しかし、末梢から投与できる |nzi| xjj| kqp| wkg| lwg| all| uia| vpb| lqq| qke| hzo| hdd| las| anb| qvn| mcs| tpz| syp| ndd| ktd| jih| utg| ymx| dkx| mxy| ptr| bek| bme| xdl| lbe| tmq| ftj| yes| fxw| vkk| zkp| imb| dfa| fkj| rup| nqz| gjb| byj| wkx| vdz| wej| hvr| hmz| gva| iwa|