佐川 くん
パリ人肉事件とは、1981年6月に佐川氏が留学先のパリで友人のオランダ人女性を殺害してその肉を食べたという身の毛もよだつ事件だった。 事件の衝撃は続いた。 逮捕された佐川氏が「彼女の肉を食べたかったから殺した」と、供述したのだ。 女性を殺害、その肉を食べたのに「心神喪失状態」とされて釈放 解体して生で食べた後の女性の肉を冷蔵庫に入れて保存し、フライパンで焼いて食べたという。 当然、パリの警察は彼の精神鑑定を行った。 結果、彼は心神喪失状態であったと判断され、不起訴となった。 一説には、取り調べの際に「小さい時に腸炎になった」と言った供述が「脳炎になった」と誤訳されたためフランス警察が心神喪失状態だったと判断したとも言われている。
1981年6月、パリの大学院に留学中の佐川一政氏(当時32)が、自宅へ招いたオランダ人の女子留学生ルネさん(同25)を背後からカービン銃で撃って殺害。 切断した遺体を捨てようとして見つかったことから、逮捕された。 その後にわかった衝撃的な事実は、屍姦ののち、遺体の一部を生のまま、あるいは焼いて食べていたことだった。 花の都で猟奇事件を起こした佐川氏の心の闇に、日本中の関心が集まった。 パリ在住のジャーナリスト・広岡裕児氏は、逮捕されてサンテ刑務所に拘留された佐川氏と面会し、40通を超える手紙のやり取りをした。 佐川氏は広岡氏を信頼し、さまざまな依頼をするようになった。
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