動脈血 ガス 分析 正常 値
動脈血ガス分析は,低酸素血症の存在を正確に評価するもので,これは一般にPaO2の値がSaO2を90%未満に低下させるに十分な低値であること(すなわち,PaO2 < 60mmHg)と定義される。
静脈血での各ガスの基準値は、動脈血に比べると、pHではCO 2 が放出される分やや酸性に傾くので0.03~0.04低く、PCO 2 は7~8Torr高く、HCO 3 - は2mEq/L程度高くなります。 動脈血と静脈血の対比 静脈血でも血液ガス分析は
血液ガス分析とは、血中に溶けている気体(酸素や二酸化炭素など)の量を調べる検査です。. 主に、PaO 2 、SaO 2 、PaCO 2 、HCO 3- 、pH, BEがよくみられる項目です。. 主な基準値. PaO 2 (動脈血酸素分圧) 80〜100Torr. SaO 2 (動脈血酸素飽和度) 96±2%. PaCO 2
PaCO 2 が高く(呼吸性アシドーシス)、HCO 3 - も高い(代償)ため、pHは7.35~7.40という正常範囲にあります(原因がアシドーシスなので正常値でもアシドーシス側)。動脈血ガス分析の正常値は,酸素が80〜100トール(年齢とともに低下します),二酸化炭素が35〜45トール,pHは7.35〜7.45(弱アルカリ性)です.酸素飽和度の単位は%(パーセント)でしたが,血液ガス分析で使う単位は異なっていることに注意してください
pH(水素イオン濃度)…7.35~7.45 PaO2(酸素分圧)…80~100mmHg PaCO2 (二酸化炭素分圧)…35~45mmHg SaO2(酸素飽和度)…95%以上 検査結果の判定 pHが7.45以上のときには、アルカリ血症(アルカレミア)と呼ばれ、こうした病態をアルカローシスといいます。 原因として、嘔吐などによって胃液が減少する酸喪失、利尿薬の乱用、バーター症候群やアルドステロン症などの腎臓・内分泌疾患などが考えられます。 一方、pHが7.35以下の状態は酸血症(アシデミア)で、こうした病態をアシドーシスといいます。 原因として、下痢や糖尿病性アシドーシス、尿細管性アシドーシスなどがあります。
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