鼻 歯槽 嚢胞
鼻歯槽嚢胞は、鼻前庭外壁部から口唇部にかけての軟組織に発生する非歯原性嚢胞です。 発症は比較的まれで、20~50歳台の女性に多く、好発部位は鼻翼部、鼻前庭部、歯肉口唇移行部です。 症状は鼻翼部の腫脹、歯肉口唇移行部の腫脹、などです。 単純X線撮影では、異常が認められないか、嚢胞による圧迫吸収像が認められる程度なので無症状なことが多いです。 炎症を伴って初めて発見されることが多いものですが、最近ではCT撮影で偶然発見されることも多いです。 鼻口蓋管嚢胞は、その名のとおり、鼻口蓋管の残存上皮に由来する嚢胞で、上顎中切歯後方の口蓋部骨内に発生するものです。 嚢胞の発生部位により、前歯部の歯肉唇移行部に腫脹をきたすものと、口蓋に腫脹をきたすものがありますが、小さいものでは、やはり無症状です。
鼻歯槽囊胞(鼻唇囊胞) Nasoalveolar cyst 囊胞 解説 鼻翼基部の歯槽突起上に生じる鼻涙管原基に由来する囊胞である。 臨床事項 鼻翼基部の歯槽骨面(骨外)に発生する。 鼻翼基部の膨隆、鼻唇溝の消失を認める。 口腔内では歯肉唇移行部の膨隆を認める。 波動を触知する。 鼻前庭の膨隆 (Gerber隆起)を認める。 20~40歳代の女性に好発する。 鼻唇囊胞(Nasolabial cyst)ともいう。 病理組織所見 囊胞壁内面は粘液細胞を含んだ多列線毛円柱上皮により裏装され、局所的に立方上皮や重層扁平上皮が混在する。 上皮下は線維性結合織からなる。 代表画像 CT像 ガイド無し ガイド有り 鼻翼基部の軟組織内に境界明瞭な囊胞様病変がみられる。
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