低 ナトリウム 血 症 鑑別 フローチャート
低ナトリウム血症とは,血清ナトリウム濃度が136mEq/L(136mmol/L)未満に低下することであり,溶質に対する水分の過剰が原因である。 一般的な原因としては,利尿薬の使用,下痢,心不全,肝疾患,腎疾患,抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)などがある。 特に急性低ナトリウム血症では,臨床症状は主として神経学的なものであり(浸透圧によって水分が脳細胞内に移動し,浮腫を引き起こすことが原因),頭痛,錯乱,および昏迷などがみられる;痙攣発作や昏睡が生じることがある。 診断は血清ナトリウムの測定による。 血清および尿の電解質や浸透圧,ならびに循環状態の評価が原因の解明に有用である。 治療として,水分摂取制限,水分排出促進,欠乏しているナトリウムの補充,および基礎疾患の是正などを行う。
低ナトリウム血症の診断. 血漿浸透圧と尿浸透圧を知る必要がある。. 血清Na値、血糖値、BUNから血漿浸透圧を推測し、尿比重から尿浸透圧を推測しながら浸透圧測定と同時に行う。. 院内で生じた場合は、浸透圧物質があることは少ないので、推測値をもと
低ナトリウム血症の鑑別診断では、細胞外液(体液)の評価とともに、血漿浸透圧、尿浸透圧、尿中ナトリウム濃度などの測定が重要になります。 はじめに血漿浸透圧を確認し、高血糖、グリセオールやマンニトール製剤使用などの高張性低ナトリウム血症を除外します( 図2 )。 さらに、脂質異常症や異常蛋白血症(Paraproteinemia)などがある場合は偽性低ナトリウム血症の可能性を考慮します。 そして、細胞外液(体液)や尿中ナトリウム濃度、尿浸透圧から大まかな鑑別診断を行います。 病態の把握に重要な細胞外液(体液)の評価は、問診や患者の身体所見、検査所見などを基に行います( 表2 )。
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