妖怪 雷獣
雷獣(らいじゅう) 『絵本百物語』 『絵本百物語』より「かみなり」 落雷と共に空から降ってくるとされる雷属性妖怪。 科学の力で解明され始めたせいで現在ではすっかり人気も下がった文明の犠牲者とも呼べる妖怪。 しかし江戸時代などの古い時代では、雷という現象そのものが怪異であったため「雷獣」は非常に知名度も高く恐れられていた。 戦国時代にはかの立花道雪も雷に打たれた際に雷獣を斬っている。 その時雷獣を斬った刀は「雷切り」と名付けられた。 雷獣の姿はオオカミのようだとか、子犬のようだとか諸説ある。 江戸時代には見世物にされたりもしたが、恐らくは細工された動物であったものとされている。 自然災害を妖怪とする例は大変多く、雷獣もまたその内の一つ。
妖怪「雷獣」は、妖怪アニメやゲームなどでその姿が描かれることもある妖怪です。 実は少しマイナーな妖怪であり、その正体についての説などを知らないという方も多いのではないでしょうか。 今回は「雷獣」について基本的な事はもちろん、その正体はハクビシンなのか、名前の由来は? といった疑問についてもご説明していきます。 目次 「雷獣」とは 「雷獣」はハクビシンだった? 「雷獣」の名前の由来は? まとめ 「雷獣」とは 「雷獣」とは、東日本を中心として日本各地にその伝承が残されている妖怪です。 落雷とともにその姿を現すと言われており、古くは江戸時代の随筆の中にその存在を見ることが出来ます。 「駆雷」「千年鼬」「千年もぐら」など様々な別名を持っていますがその全てが「雷獣」を意味しています。
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