体液 分布
1:体液の分布 体液は 1:血液、2:間質液、3:細胞内液 の3つのコンパートメントに分けられます。 このうち1:血液と2:間質液を合わせるたものを一般的に 「細胞外液」 といいます。 輸液を考える際には、その輸液がコンパートメントのどこへ分布するか? を理解することが重要です。 そして、それぞれ血液:間質液:細胞内液は約 1:3:8 の比で容量が分布しています。 ではこれらの3つのコンパートメントの 水の分布・移動を決めている要素 は何でしょうか? それは 「浸透圧」 です(正確には張度 tonicityという概念ですが、ここでは簡便に浸透圧と全て表現します)。 浸透圧差が生じると、これを是正しようとして浸透圧が低い方から高い方へ水が移動します。
2016-5-4 生理学 4.体液の組成と働き 身体を構成している水分を「体液」という。 体液は体重の約60%。 1.体液の区分と移動 体液の2/3 (体重の40%)は細胞の中にある=「細胞内液」 体液の1/3 (体重の20%)は細胞の外にある=「細胞外液」 両者は細胞膜で隔てられている。 そして、細胞外液は以下の二つに分類される。 細胞を取り囲む「間質液 (リンパ液)」が体重の15% 血液中の「血漿」が体重の5% 両者は血管壁によって隔てられている。 人間の全水分を36Lとすると、 細胞内液が24Ⅼ 細胞外液が12Ⅼ 間質液が9Ⅼ 血漿が3Ⅼ 2.体液の移動 細胞膜と血管 (毛細血管)は半透性を備えている。
図12 体液の分布 輸液は血管(静脈)内に液体を入れます。 静脈内に入った液体は心臓から全身にまわり毛細血管から身体中に分布します。 輸液の成分によって細胞外液や細胞内液への分布の仕方が異なります。 2) 細胞内外の水分移動 細胞内外の水分移動には、(晶質)浸透圧が関与します。 (晶質)浸透圧は、半透膜(例えば細胞膜)で隔てられた濃度の異なる2液間で、濃度の低いほうから高いほうへ移動する圧力です。 電解質、糖質、アミノ酸のような溶質(水などの溶媒に溶けている物質)によって生じます。 浸透圧は、溶液中の粒子の数、すなわち溶媒の容量(L)中の溶質の粒子数で表します。 粒子数の単位はモル(mol)で、粒子が6.02×10 23 個集まった単位が1molです。
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