軽い アトピー
アトピー性皮膚炎は小さな子どもから大人まで、幅広い年代の方が悩まされている病気です。2020年の厚生労働省の調査によると、日本国内のアトピー性皮膚炎の患者数は約125万人とされています。 そのような患者さんでは、症状が軽い時といっても治っ
かゆみを伴う湿疹を繰り返すアトピー性皮膚炎は、乳児から成人まで全年齢にみられる慢性の皮膚疾患です。 アトピー性皮膚炎では、症状が軽いように見えても実は皮膚の中で炎症が続いていることが少なくありません。
アトピー性皮膚炎は軽い炎症でもかゆみを生じ、皮ふを引っ掻いてしまい、結果、激しい炎症や色素沈着を起こしてしまいます。 とくに、肘の内側、膝の裏側など皮膚の弱いところは注意しましょう。 掻き続けると、症状が悪化してしまいます。 現在、かゆみを軽減する薬として医療現場で推奨しているのはかゆみを抑える飲み薬や患部に塗るステロイド剤です。 ステロイドと聞くと「キケン」「怖い」「肌がただれる」などの間違ったイメージが先行し、薬の使用を控える患者さんがいますが、 ステロイドは医師の指導のもと正しく使えば、かゆみや炎症を抑えられる効果が期待できる薬です。 刺激もなく、小さな子どもでも使用できるため、慎重に減らしていけば、炎症を繰り返すこともなくなります。
アトピー性皮膚炎の「アトピー」とは、「不思議な病気」を意味する言葉です。 強いかゆみのある湿疹が出て、悪くなったりよくなったりの状態を繰り返します。 家族にアトピー性皮膚炎や気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎を持つ人がいたり、もともと肌のバリア機能が弱かったりすると、アトピー性皮膚炎になりやすいことがわかっています。 厚生労働省が実施した2014年の「患者調査」によると、アトピー性皮膚炎の総患者数は45万6000人と推計されています。 発症すると、かゆみを伴う赤みやブツブツした発疹を生じます。 また、アトピー性皮膚炎の特徴として肌全体がカサついています。 このような症状は、肌をかきむしることで悪化します。 発症する主な原因
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