キキョウ 生薬
桔梗 【ききょう】 日局 生薬ラテン名 : PLATYCODI RADIX 基原 キキョウ Platycodon grandiflorus A. De Candolle( Campanulaceae )の根 主要成分 サポニン(プラチコジンD)、多糖類(イヌリン)など 薬能 主として膿の混じた喀痰や化膿性の腫れものを治す。 また、咽喉の痛みも治す。 (薬徴) 主な配合漢方薬 桔梗湯(ききょうとう)、小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)など 生薬辞典一覧へ
キキョウは桔梗根の生薬で、去痰や排膿の目的で用いられる。桔梗湯や排膿散などの漢方処方があり、肥大充実した白くえぐ味の強いものが良いとされる。
桔梗はキキョウ科のキキョウの根を乾燥したもので、漢方薬として止咳や排膿などの効能があります。漢方薬・生薬大辞典では、桔梗の生薬の写真と解説、漢方薬に配合されている生薬の一覧を紹介しています。
キキョウの根は サポニン (オレアナン型トリテルペンサポニン)を多く含むことから 生薬 として利用されている(Platycodi Radix、日本薬局方では 桔梗根 でキキョウという) [1] 。 生薬としては、根が太く、内部が充実し、えぐ味の強いものが良品とされている。 主な産地は 韓国 、 北朝鮮 、 中国 である。 鎮咳 、 去痰 、排膿作用があるとされる [1] 。 代表的な漢方処方に 桔梗湯 (キキョウ+ カンゾウ )がある [1] 。 炎症が強い場合には石膏と桔梗の組み合わせがよいとされ、処方例として小柴胡湯加桔梗石膏がある [1] ( 桔梗石膏 も参照)。 鎮咳去痰の漢方処方には 清肺湯 、 竹筎温胆湯 、 参蘇飲 などの 漢方方剤 がある [1] 。
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