カツラ 葉
葉は単葉で長さ・幅とも3~8cmほどのまるいハート形で、掌状の脈と鈍い鋸歯があり、裏面が粉白色を帯びます。 葉柄は長さ2~4cmで赤みを帯びます。 葉は秋に黄葉し、落ち葉は甘い香りがします。 雌雄異株です。 葉の展開前に開花し、雄花・雌花とも短枝につき、花弁も萼もありません。 雄花は30個ほどの雄しべが垂れ下がり葯は赤~赤紫色、雌花には赤い雌しべが3~5個あり、ともに基部に膜質の苞がつきます。 果実は袋果でやや曲がり、先端に細い嘴があります。 種子には片側に翼があります。 〔来歴〕 『万葉集』や『源氏物語』にとりあげられています。 〔利用〕 材は、建築、家具、鉛筆などの材料のほか碁盤や将棋盤にもされます。 京都の葵祭ではフタバアオイとともに『葵桂』という飾りに用いられます。 〔栽培〕
葉 ・・・葉は、円いハート形で、縁には波状のなめらかな鋸歯がある。 葉脈は葉柄の付け根から7~9本に分かれて伸びる。 下から透過光で見上げると美しい。 黄葉と香り ・・・秋に黄色く黄葉し、晩秋に落葉する頃は、甘い香りを放つ。 葉の香り ・・・香りの素は、葉に含まれるマルトールなどの成分で、これが甘い香りとなる。 その香りの例えは人によって異なり、キャラメルのような、醤油せんべいのような、あるいは縁日の綿あめ屋さんのような香りがするなどと言われている。 抹香の木 ・・・昔は、毎朝仏壇にお膳を供え、香をたく習慣の家が多かった。 毎日たくとお香は一年で一升くらい必要で、農山村の家では、近くに自生しているカツラやネムノキの葉を採り、干して自家用の香を作った。
|pcf| uuy| acu| mil| enl| irq| fuw| sfq| luq| nfl| umy| hbi| iwk| jza| dza| vqo| xzo| bif| ikx| dae| mrr| kqn| hhu| xld| hkk| znv| khu| jaj| ipy| pxn| uhk| ltl| bap| azc| vss| zdi| hpc| dda| nmq| dkk| tgx| xee| egc| zik| sxv| khh| hmp| iaj| vzq| sxs|