堤 中納言 物語 虫 め づる 姫君
『虫めづる姫君』とは 『虫めづる姫君』は、平安後期に成立したとされる作者未詳の短編物語集『堤中納言物語』のうちの一編です。 裳着(今でいう成人)を済ませた美しい姫君でありながら、お歯黒などの化粧もせず、眉毛もぼさぼさではやしっぱなし、女性がたしなむ仮名を書こうともせず、ただ虫を愛するという風変わりな姫の物語です。 藤原宗輔の娘をモデルとしているという説もあります。 ふつうの人は怖がる虫を愛でる 按察使の大納言の姫君は、世間の人々がもてはやすような蝶には見向きもしません。 「人は、まことあり、本地たづねたるこそ、心ばへをかしけれ」とて、よろづの虫の、恐ろしげなるを取り集めて、「これが、成らむさまを見む」とて、さまざまなる籠箱どもに入れさせたまふ。
〔虫めづる姫君〕うす気味わるい虫を集め、とくに毛虫を好む姫君は、化粧もせず理屈ばかりこねるので、男たちも閉口した。 〔ほどほどの懸想〕小舎人童 (ことねりわらわ)と女童 (めのわらわ)、若い男と女房、2人の主人である頭中将 (とうのちゅうじょう)と姫君という、階層の異なる男女が織り成す恋の顛末 (てんまつ)。 〔逢坂越えぬ権中納言〕才気もあり容姿も端正な権中納言が加担した側は、菖蒲 (あやめ)の根合 (ねあわせ)でもむろん勝ったが、その中納言が想 (おも)う姫君は、寝所に忍び込まれながら、朝までついに意に従わなかった。
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