新川 浩嗣
財務省は27日、茶谷栄治事務次官、神田真人財務官のほか、新川浩嗣主計局長、三村淳国際局長ら主要幹部が留任する人事を発表した。 発令は7月4日付。 一方、理財局長は「ミスターJGB(日本国債)」と称された斎藤通雄氏が退任し、日銀とのパイプ役を務めた奥達雄総括審議官が就任。 日本銀行の金融政策の正常化も見据えた金利変動への対応を迫られる。 奥氏の後任には坂本基主税局審議官が就く。
財務省は新川浩嗣主計局長(62年)を筆頭に、防衛担当で菅義偉首相秘書官も務めた寺岡光博主計局筆頭次長(平成3年)がスタンバイする。 加えて「10年に1度の逸材」と評判の一松旬企画担当主計官(7年)までそろえる強力布陣だ。
新川浩嗣 (しんかわ ひろつぐ、 1963年 4月22日 [1] )は 日本 の 財務 官僚 。 来歴 香川県立丸亀高等学校 、 東京大学経済学部 卒業。 東大経済学部在学中に 国家公務員一種試験(経済) を受験 [2] 。 1987年 大蔵省 入省( 大臣官房調査企画課 ) [3] 。 東京国税局 館山 税務署長 の後 [4] 、 青森県 で課長職、主計局主計官補佐(通産、厚生労働)、 金融庁 で室長職を経験し、 2008年 8月2日 伊吹 財務大臣 秘書官 (事務担当)。 同年 9月24日 財務省 主税局 調査課長。 2009年 7月24日 から 2011年 7月8日 まで主税局で 消費税 などを扱う税制第二課長を務める。
また寺岡氏は脱炭素政策のキーマンで、安倍晋三前首相の秘書官を務めた財務省の新川浩嗣総括審議官(62年)とも良好な関係を築いている。 その寺岡氏の下で大沢元一秘書官(平成7年)が実務を担う。 外交では高羽陽秘書官(同、外務省)が本来の役割に注力できるようになってきた。 本省から秋葉剛男事務次官(昭和57年)が高羽氏を強力にバックアップしている。 財務省、外務省いずれも、次官―秘書官ラインで内閣を支える役回りを果たしている。 もうひとり、外務省出身の小野日子(ひかりこ)内閣広報官(63年)も記者会見だけでなく首相官邸での「ぶら下がり」取材の進行役を務めるようにまでなってきた。 スタンドプレーに走りがちだった前任の山田真貴子氏(59年、旧郵政省)との差が際立つ。
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