窩洞 形成
可及的にエナメル質の温存に務め、右側は3級、左側は4級窩洞に留めた。窩洞形成終了後にラバーダム防湿を行う(図11)。 窩洞辺縁にkエッチャントシリンジ(クラレノリタケデンタル)にてエナメル質にのみ選択的リン酸処理を行う(図12)。
2.窩洞形成のポイント 裏装 窩洞が深い場合などは、歯髄保護を最小限の範囲で行ったのち、接着と強度を重視して裏装を行います。 窩底部 CAD/CAM インレーにセラスマートを使用する場合は厚さが1.5mm 必要とされています(図A 1)。 インレー窩洞としてかなり深くなるため、深く大きなカリエスがある場合や、術前から深く形成されているケースが適応症になります(図B)。 窩底を平らに形成してしまうと窩壁部が深くなり過ぎ、歯冠破折のリスクが生じてしまうため、小窩を最深部として窩壁に向かって咬合面の概形に合わせた丸みをもった逆屋根状の斜面になるように形成します(図A 2)。
接着型コンポジットレジンを用いた修復は,アマルガム修復での窩洞形成よりも歯質の保存が可能となる。 歯に類似した色調をもつ グラスアイオノマー は充填されるとフッ素を徐放し,これは齲蝕に罹患しやすい患者にとって有益である。
窩洞形成とは、う蝕の感染部分を除去し、充填物や補綴物に適した形に削って整えることです。 主に歯質の内側を切削して、歯質が充填物や修復物を囲むような内側性窩洞を形成する時に用いられる用語です。 窩洞形成は、形成後に行う治療法(充填や補綴)によってそれぞれ適した形態を付与する事を目的としています。 英語だと「cabity preparation」ですが、CPと表記すると「クロラムフェニコール」などと混同してしまうため、保険などではKPと略式表記されています。 窩洞形成の手順 窩洞形成の手順は、窩洞形成後の処置方法によって異なります。 まず以下にコンポジットレジン修復の窩洞形成の手順を示します。 コンポジットレジン修復の窩洞形成 ①う窩の開拡
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