頬骨 骨折 手術
頬骨弓のみの骨折の場合は顔面の平坦化が多く、まれに口の開けづらさが併発する場合があります。頬骨は同時に複数の骨折を伴うことが多いです。 手術に関しては、症状と審美的な理由で決定いたします。
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頬骨骨折 一般的な頬骨体部骨折は、頬骨前頭縫合部(眼窩外側)、頬骨側頭縫合部(頬骨弓)、頬骨上顎縫合部(眼窩下縁~上顎洞側壁)の3ヶ所の骨接合部に骨折が生じます。 頬部の陥凹変形や、同側の頬部や歯槽部の知覚異常、眼球運動障害などの症状がみられます。 頬骨弓骨折の場合は、側頭筋に骨折部が食い込むことにより開口制限が起こることがあります。 CTによって診断が確定します。 頬骨体部骨折の治療は全身麻酔下に、骨折の状態や症状に応じて口の中などの必要な場所を切開し、チタン製もしくは吸収性プレートで骨折部を固定します。 頬骨弓部単独骨折の場合は側頭部の髪の毛のある部分から切開し、骨折部を整復します。 下顎骨骨折
頬骨は、頬部(眼の下から外側)の高まりを形作っており、この部の強い打撲によって骨折します。 機能的には開口障害を認めることが多く、頬部の知覚障害や頬部の平坦化などが主たる症状となります。 複雑な眼窩骨折を伴うと眼球運動障害をきたすこともあり、骨折の程度・症状により手術の内容は大きく異なります。 骨片の転位が軽度で骨折による症状もほとんど認めない場合には手術は必要としませんが、変形が強い場合や障害が重度であれば手術による整復が必要となります。 上顎骨折・下顎骨折 いずれも、受傷後、歯の噛み合わせ異常を自覚するようになります。 治療は、咬合(噛み合わせ)の回復が主目的となり、手術によって噛み合わせを修復し、上顎と下顎をワイヤーや輪ゴムで固定する顎間固定という処置を数週間行います。 眼窩骨折
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