水上 卓哉
12歳で交通事故に遭い生死を彷徨った後、生還した水上卓哉の描く絵は本人自身です。強烈な色彩と揺れる線描は、観る人に鮮烈な印象を与え
描いたのは名古屋にアトリエを構える画家、水上卓哉さんだ。 水上さんは歳のころ交通事故にあい、1ヵ月半昏睡状態となった。 その後、両親に支えられながら懸命にリハビリを続け、高次脳機能障害や身体の麻痺などを抱えながら、生命力あふれる独自の表現で絵を描くようになった。 「生か死かその境をみたから」こそ、生きることに興味があると語る水上さん。 その創作の根底にあるものとは。 《ともに生きる》2016 H3060×W1940mm 白亜地キャンバスに油彩、紅茶インク、胡粉、牡蠣殻、顔料、黒鉛、アルキド 2016年度京都造形芸術大学(通信教育)修了制作展研究室優秀賞 作品には一貫したテーマがありますか? それはどんなものですか? はい。 2012年から"oneness"をテーマに描いています。
水上卓哉氏と母親の水上真由美さん(筆者撮影) 小学校の卒業式直前に起こった突然の事故 音楽教室で指導をしていた真由美さんのもとに、事故の第一報を伝える電話が入ったのは、2003年3月15日、午後8時頃のことでした。 長男の卓哉さん(当時12)が、妹の恵里さんと一緒に自転車で塾から帰宅する途中、横断歩道でスピード超過の車にはねられ、救急車で大学病院に搬送されたというのです。 真由美さんはその夜のことを振り返ります。 「私は何かの間違いだろうと思いました。 きっと卓哉は『けがしちゃった~』と笑っているに決まっている。 そんなことを思いながら自宅に戻り、すぐにおばあちゃんと次男を車に乗せ、夫とともに病院へ向かいました」 病院に到着すると、救命救急センターの廊下には「ご両親はまだなの!
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