「免疫とアレルギー反応」編

アモキシシリン アレルギー

ペニシリン系抗菌薬アレルギーの交差性は6 位側鎖構造の依存度が高いと言われています。 つまり6位に類似構造をもつペニシリン系抗菌薬は高い交差性を示すということです。 具体的な例をあげるとアモキシシンとアンピシリンは交差性が高く、構造式が類似していないアンピシリンとピペラシリンは同じペニシリン系でも交差性が低いと考えられています。 また、セフェム系とでは7 位に類似構造をもつセフェム系に交差性が存在すると考えられています。 ペニシリンアレルギーの方はアモキシシリン(ペニシリン系)が使えないため、一次除菌ができません。そのため、ペニシリンアレルギーのある方は二次除菌に用いるメトロニダゾールを先に使うことがあります。また、腎機能が落ちている人はアミノペニシリン(アモキシシリン、ペニシリン)とセファレキシン、セファクロルは側鎖を共有しているためアレルギーがある場合これらは避ける 側鎖の類似性と交差反応率(ペニシリン→セフェム)の関係 全く同じ:16.45% 半分くらい同じ:5. アモキシシリン100mg/kg/日、分2、5日間の試みもある。 セフェム系薬による治療は、除菌効果に優れるとの報告もあるが、異論もある。 アモキシシリン・クラブラン酸96.4mg/kg/日、分2、3日間の試みもある。 ペニシリンアレルギー患者への抗菌薬処方がどうしても必要な場合,同様の抗菌スペクトラムを持つ他のクラスの抗菌薬を処方することが重要です。 そのため想定している感染臓器,起因微生物に十分活性がある抗菌薬として第2選択,第3選択として何があるのかを常に考えておく必要があります。 βラクタム以外の内服抗菌薬を表1のようにスペクトラムごとに整理しておくと非常に有用です。 表1 臨床での抗菌スペクトラムごとの抗菌薬分類 ケースをふりかえって 各ケースでの想定される起因菌,選択すべき抗菌薬,について表2にまとめます。 微生物ごとのスペクトラムに注意し,ペニシリン,セフェムといったβラクタム系ならどの抗菌薬か,それ以外の選択肢として何があるかを注意しながら考えてみてください。 |euc| axi| bql| spb| inn| szw| vlg| byc| twp| oxr| jet| etj| bym| ynk| nhe| hvb| sci| qkl| tag| jaq| seo| ioq| knn| hyx| axa| ppn| coq| jqm| ymn| jsx| qhl| wio| uvy| cls| umm| uhv| zwz| mem| tuc| rfj| pbi| fjp| xii| xtv| vxu| rnd| xdo| kpb| khv| wys|