冠 攣縮 性 狭 心 症 20 代
狭心症の原因を年代別に調べた研究では、狭心症の発症が増える70~80歳代では動脈硬化性が多いのですが、40~50代の若い世代では冠れん縮性狭心症のほうが多くなっています。 冠れん縮性狭心症の原因 冠れん縮性狭心症は怖い病気ですが、その症状が起こるメカニズムは、完全にはわかっていません。
冠攣縮性狭心症 かんれんしゅくせいきょうしんしょう は、心臓に栄養を送る血管である冠動脈がけいれんして狭くなる冠攣縮によって、一時的に血流が低下して発作が引き起こされる狭心症です。 この後の項目で詳しく説明します。 冠攣縮性狭心症の危険因子と症状について 危険因子
狭心症とは、心臓の冠動脈[かんどうみゃく]が詰まって狭くなり、十分な酸素や栄養分が届かなくなる病気です。 冠動脈(冠状動脈とも呼ばれます)は、心臓を動かす筋肉である心筋に酸素と栄養分を送る血管で、大動脈から分岐し、心筋を外側から覆うようにして走っています (※図1) 。 右冠状動脈と左冠状動脈がありますが、後者はさらに左前下行枝[ひだりぜんかこうし]と左回旋枝[ひだりかいせんし]に分かれます。 この3本の冠動脈のうち、1本が詰まった状態を1枝病変、2本を2枝病変、3本すべてが詰まった状態を3枝病変と呼びます。 言うまでもなく、詰まった箇所が多いほど重篤です。 狭心症と心筋梗塞の違い
原因 冠攣縮性狭心症は、心臓に栄養を送る血管である冠状動脈がけいれんを起こし、一時的に血管の内腔が狭くなってしまうことで発症します。 冠状動脈の一過性の 狭窄 きょうさく は、明け方や夜中、就寝中や安静時に生じることが特徴です。 冠攣縮性狭心症は、現在のところ 喫煙 習慣や飲酒、寒冷刺激、ストレスなどが発症に関与していると推定されています。 冠攣縮性狭心症が日本人に多いことと関連して、遺伝学的な要因も病気の発症に関与していることが想定されます。 症状 冠攣縮性狭心症は、明け方や夜中、就寝中や安静時に胸の痛みや圧迫感、息苦しさ、冷や汗、失神などの症状が生じます。 胸の痛みはどこか一点にしぼられることなく、漫然とした部位の胸の痛みとして認識されます。
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