五木 寛之 現在
PRESIDENT Online 五木 寛之 作家 # 1 2 3 4 次ページ 【前編】五木寛之「コロナ禍の大転換を"他力の風"に変えた私の技法」 「絆」から「ソーシャル・ディスタンス」に大変化 ―― 前編 では、五木さんがコロナ禍の影響で、半世紀以上続けてた夜型から朝型に変わったことから、時代の大転換を促すような他力の風が吹いているというお話をうかがいました。
長年、親鸞の思想と向き合ってきた作家の五木寛之さん(89)が、このたびエッセー集 「私の親鸞 孤独に寄りそうひと」 (新潮選書、1485円)を出版した。 新潮社が主催する文化・教育講座「新潮講座」で聴衆を前に話した言葉をもとに、語り口調で活字にした。 なぜ、今この本ができたのか―。 「いろんな物がバチッとスパークして一冊の本ができるものです」と五木さんは微笑を浮かべた。 (瀬戸 花音) 「今、断末魔のきわどい時代に私たちは生きています」。 本書では米国と中国の覇権争いや、資本主義の終焉(えん)に触れ、現代社会をそう表現している。 乱世の宗教家として登場してきた親鸞を題材にした本は、そんな時代だから生まれたのか。 「時代と自分の位置がクロスしたのかも。
作家の五木寛之さんが2022年1月に上梓した『 捨てない生きかた 』(マガジンハウス新書)が10万部を突破、多くの人に読まれています。 五木さんは30代から小説を書きはじめ、1967年に『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞を受賞。 60~70年代には『婦人画報』での連載をはじめ多数の小説を執筆、何度も映画化された大河小説『青春の門』の連載開始は69年でした。 40代で活動を一時休止され、大学で仏教史を学んだあと執筆を再開。 仏教の教えを深く探求されたあとの五木さんは、小説のほかに、人の心を揺さぶる随筆も多く手掛けられるようになります。 ──「不要不急」という表現に、おや、と思うのです。 必要を満たすだけで、人は生きていけるのでしょうか(『捨てない生きかた』より)。
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