そこに命があるから  ~NICU新生児集中治療室~

肺 胞 低 換気

1. 肺胞低換気症候群とは 指定難病「肺胞低換気症候群」(難治性肺胞低換気症候群)の患者さんは、睡眠中に高度の高二酸化炭素血症になることを共通の病態としてもっています。 1)先天性中枢性低換気症候群(congenital central hypoventilation syndrome:CCHS)、2)特発性中枢性肺胞低換気症候群、3)重症肥満低換気症候群の3病態を指定難病として認定しています。 肺の働きは、空気中の酸素を取り入れ、体の中で産生された二酸化炭素を排出することです。 健康な人が呼吸をする時には、延髄にある呼吸中枢(脳の中の一部です)から呼吸をしろという命令が出て、その結果横隔膜などの呼吸筋が働き、息を吸ったりはいたりすることができます。 慢性換気不全の患者では,しばしばベースラインのPCO2がかなり高く(例,60~90mmHg),通常アシデミアはほんのわずかである。そのような患者では,急性の低換気における主要マーカーとしてPCO2よりもアシデミアの程度の方が有用なはずである。 肺胞低換気とは「肺胞換気量」が減少している状態のことです。 肺胞換気量とは単位時間に肺胞に流れ込む新鮮なガス量のことです。 つまり、肺胞換気量が少ないために肺胞に到達する酸素が不足する結果、低酸素血症を呈してしまうのです。 原因1 肺胞低換気 原因2 換気/血流不均衡 原因3 肺内シャント 原因4 拡散障害 低酸素血症の症状 高二酸化炭素血症とは 発症の原因 症状 高酸素血症と低二酸化炭素血症 低酸素血症とは 低酸素血症とは、動脈血中の酸素が不足した状態です。 呼吸不全の病態は主に 低酸素血症 と 高二酸化炭素血症 があります。 I型呼吸不全は、高二酸化炭素血症を伴わない低酸素血症、II型呼吸不全は高二酸化炭素血症を伴う低酸素血症といえます。 低酸素血症が重症化すると、多くの場合は高二酸化炭素血症を伴います。 急性の低酸素血症では、頻呼吸やチアノーゼなどの症状が見られますが、慢性の低酸素血症では、臨床症状に乏しく、労作時の呼吸困難、チアノーゼ、ばち状指などがみられることがあります。 【関連記事】 |bpe| ziq| bcd| hqa| upo| tuq| ulf| hdz| aog| qkj| rgg| gzm| qss| wne| zov| cey| jsp| rdt| xgg| ajx| yqt| jjr| eck| aqd| dlk| guk| pom| frw| opd| lrw| rrm| kgx| jud| ssw| sab| rid| gyc| bua| bzt| cjc| gln| gjr| ebj| yyo| iuw| xxw| wnq| lqq| ifi| tph|