深 頸 部 膿瘍 ガイドライン
扁桃周囲膿瘍は,急性扁桃炎や扁桃周囲炎に続発する深頸部感染症であり,口蓋扁桃と上咽頭収縮筋に囲まれた扁桃周囲間隙に膿瘍を形成した病態である.上気道狭窄,降下性壊死性縦隔炎,内頸静脈血栓症,レミエール症候群などの重篤な合併症をきたし得るため,早期発見および早期治療が望ましい1).扁桃周囲膿瘍は深頸部感染症の中で最も頻度が高く2),小児では思春期以降に多いとされる3).臨床症状は,先行する咽頭炎を認めることが多く,嚥下困難,内側翼突筋への炎症の波及によって起こる開口障害,嗄声やこもり声といった声の変化などがある1,4).同定される原因菌はA 群レンサ球菌(Strep-tococcus pyogenes, group A streptococcus[GAS])や嫌気性菌のFusobacter
これまで深頸部膿瘍に対 しては抗菌薬の投与と共に膿瘍腔に対する外科的治 療が行われてきたが,そのアプローチ法は様々であ る11~13)。深頸部膿瘍の臨床的検討 ―膿瘍の進展様式とその切開法に関して― はたの あつし う い なお
皮膚および皮下膿瘍は臨床的に診断され,より深部の膿瘍にはしばしば画像検査が必要になる。 通常は切開,ときに穿刺吸引により排膿を行う。 膿瘍が大きい場合,深在性である場合,または有意な蜂窩織炎に隣接している場合は,抗菌薬を使用
深頸部感染症(deep neck infection)は,耳鼻咽喉科領域の感染症の中でも重篤な疾患である。頭頸部領域の疎性結合組織で形成される間隙内に生じた感染症の総称で,蜂窩織炎や膿瘍を含む。
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