寝入りばな 咳
夜寝る前や夜中、早朝に咳き込んで困ることがあります。 のどの奥がいがいがとして急に咳き込むため、喘息発作ではないかと心配になります。 このような咳は気圧が低くなる台風や梅雨の時期などに多くなります。 また季節の変わり目や寒暖の気温差が大きいときにも起こりやすくなります。 市販の咳止め薬はあまり効果がありません。 自然に治ると思って様子をみても一向に治る気配がありません。 どうしてこのような夜や早朝の咳が治りにくいのでしょうか? どうしたら良くなるのでしょうか? 目次 咳の分類 咳の診断と治療 咳喘息と言われたが? 夜の咳と昼の咳 「気道過敏による咳発作」の咳とは? *マイコプラズマと百日咳の検査 「気道過敏による咳発作」の治療
夜寝る時に咳が出てしまうのは、主に下記のいずれかに原因があります。 副交感神経が優位になる 気温の低下や空気の乾燥 寝具にダニや埃が付着している 睡眠中の口呼吸 薬の副作用 咳が出る疾患に罹患している 以下で具体的な原因を順番に見ていきましょう。 副交感神経が優位になる 人の体の状態は、主に 自律神経 によってコントロールされています。 自律神経は交感神経と副交感神経の2つから成る神経です。 2つの神経は1日をとおして切り替わっており、日中は交感神経が優位になることで心身が活動しやすい状態になります。
「夜、咳が止まらない」「咳が2週間以上続く」という場合には、次のような原因が考えられます。 マイコプラズマ肺炎 肺炎マイコプラズマという菌により起こる感染症で、小さなお子さんから大人の方まで幅広い世代で起こります。 発症すると乾いた咳など様々な症状が現れます。 インフルエンザ インフルエンザになると3~5日程度発熱が続いた後、徐々に治っていきますが、熱が下がった後も咳が続く場合があります。 気管支炎 細菌・ウイルス感染により気管支で炎症が起こった状態で、特徴的な症状として長引く咳や痰などが挙げられます。 特に夜間・明け方に咳がひどくなります。 咳喘息 咳が続く喘息で、発熱などの症状がないのに咳が長引く場合には咳喘息が疑われます。 気管支喘息
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