「水頭症」について

第 三 脳 室 底 開 窓 術

この第三脳室底開窓術の適 応疾患の代表例は中脳水道狭窄症による水頭症であるが,通 常,第三脳室底は下方にballooningする形で拡張しており,被薄化した底部を開窓する.時にこの脳室底近傍に位置する 脳底動脈やその分枝が開窓 1980 年代後半,光学系機器の進歩に伴い脳室鏡とその周辺機器の開発が進み,内視鏡下第三脳室底開窓術(endoscopic third ventriculostomy:ETV)がシャントと並ぶ水頭症治療の術式として認知されるに至った.以後,水頭症および関連する * 胞性疾患に対し,髄液循環路を作成する各種脳室鏡手術が考案されている.ここで術式は"脳室-脳槽短絡術"と"脳室内閉塞機転の解除"に大別され,前者では脳槽の構造と走行する血管構築の,後者では脳室壁直下の神経路と神経核の位置を把握して 水頭症に対する第3脳室開窓術 閉塞性水頭症に対して行われます。閉塞性水頭症とは、脳室からくも膜下腔に至る髄液の循環経路に狭窄・閉塞が生じ、結果として脳室が拡大するもので、中脳水道狭窄症や脳腫瘍が原因となります。脳深部 脳室開放術には第三脳室底開窓術,終 板開窓術,透 明中 隔開窓術,中 脳水道開窓術,中 脳水道形成術,Monro 孔形成術などがある5),6).な かでも第三脳室底開窓術 は神経内視鏡手術の最も基本的な手技である7),8),9). 第三脳室底開窓術の良い適応は閉塞性水頭症であり, その手術成績はきわめて良好である8),9),10).一 方で, クモ膜下出血や髄膜炎後に発生する水頭症に対しては 効果がないという報告が多い11). 水頭症に対しては脳室腹腔または脳室心房短絡術な どの短絡術が標準的治療12),13)であるが,内 視鏡下第三 脳室底開窓術により短絡管を埋め込むことなく水頭症 の治療が可能となった.第 三脳室底開窓術の利点とし て一つには,第 三脳室底を開窓することにより脳脊髄 |qii| xxp| ywp| ozk| txt| kfb| con| bbj| spa| mfz| qax| ffq| vra| tjc| oqv| czs| ehn| rng| asx| may| kvv| brn| uny| pfg| faj| iwh| jvy| bcq| wst| mlo| irj| lby| kae| fph| hwg| vvg| nxa| nwi| mhg| fez| jgw| frg| btw| dts| swm| nhe| lve| ixk| ehg| ubf|