萩原 慎一郎 滑走 路
歌集 滑走路 著者 萩原 慎一郎 発売日: 2020年09月24日 商品形態: 電子書籍 きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい 歌集としては異例のベストセラー。 そして、映画化も決定! いじめ、非正規雇用……逆境に負けず それでも生きる希望を歌い続け 32歳という若さで命を絶った歌人・の萩原慎一郎の歌集がついに文庫化。 解説:又吉直樹 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * NHKニュースウオッチ9で「"非正規"歌人が残したもの」として紹介され、大反響。 10月16日放送、NHK「クローズアップ現代+」で特集、又吉直樹氏により大絶賛。 11月3日「朝日新聞」「売れてる本」、「日経新聞」書評欄「ベストセラーの裏側」掲載
萩原慎一郎は絶望の真(ま)っ只中(ただなか)にありながらも、自己憐憫(れんびん)や自虐に陥らず、憎しみや怒りに身を任せず、自身を鼓舞し、進んでいこうとする。 その強い姿に勇気づけられる。 《東京の群れのなかにて叫びたい 確かにぼくがここにいること》 「叫びたい」とあるのは実際には叫べないということだ。 声にできない叫びは歌になった。
『滑走路』は、リーマンショック以来の「非正規雇用」という厳しい現実の中で、それでもふつうに恋をし、仕事をし、そして青春をしたいと願い続けたひとりの心優しい青年の魂の記録です。 今回は、そんな『滑走路』をぼくなりの視点で読み解いていきたいと思います。 映画を観て歌集に興味を持ったという人も、書店で見かけてふと気になったという人も、ぜひ、長いですが本記事を最後まで読んでみてください。 貝澤駿一 1992年横浜市生まれ。 「かりん」「gekoの会」所属。 2010年第5回全国高校生短歌大会(短歌甲子園)出場。 2015年、2016年NHK全国短歌大会近藤芳美賞選者賞(馬場あき子選)。 2019年第39回かりん賞受賞。 Twitter @y_xy11
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