二 重 盲 検 法
二重盲検法(にじゅうもうけんほう、英: Double blind test)とは、特に医学の試験・研究で、対象としている薬や治療法などの性質を、医師(観察者)からも患者からも不明にして行なう方法である。 プラセボ(偽薬)効果や観察者バイアスの影響を防ぐ意味がある。 この考え方は一般的な科学的方法としても重要であり、人間を対象とする心理学、社会科学や法医学などにも応用されている。 この盲検化を含んだランダム化比較試験(RCT)は、客観的な評価のためによく用いられる。
これを防ぐために、参加者がどちらの群に入ったのかわからないようにすることを盲検法といい、結果を観察する研究者自身にもわからないようにすることを二重盲検法という。 たとえば、薬物投与を行う介入研究であれば対照群に偽薬(placebo)を与えて、参加者(患者)がどちらの群に入ったかわからないようし、また、研究者(医者)もどちらが投与されるのかわからないようにする。 ただし、食事指導や禁煙プログラムのように、介入群と対照群で歴然とした違いがある場合には不可能である。 「横山徹爾:はじめて学ぶやさしい疫学(日本疫学会監修), 改訂第2版, p71-80, 2010, 南江堂」より許諾を得て抜粋し転載. トップ・目次に戻る
解説(3) 二重盲検の名称の由来: 以上のように、 「 二重盲検法 」( ダブルブラインド法 )は、結果に大きな影響を与えかねない「プラシーボ効果」を除去するために行われる試験方法です。 実施する側にも実施される側にも「本当のことが分からない」ように「知識的に目隠し」 して行う
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