あ これ か
それでは次の発話は、どうでしょうか。 (b) この間、札幌で ラーメン を食べたんだけど、 これ が絶品でさあ! ラーメンは会話の現場にある対象ではありません。 (b)の「これ」は、あくまで文章で前に登場した言葉(先行詞といいます)であるラーメンを指しています。 これが《非現場指示》です(文脈指示ともいいます)。 それにしても、ラーメンは会話の現場にないのに、まるで《目の前にあるような感じ》がしますね。 「これ」は《非現場指示》でも、《近称》の性質を保っているのです。 したがって目の前にあるような臨場感を出したいときは、近称(これ)が選ばれやすくなります。 中称(それ) 電車の中で、太郎と花子が 並んで 座っています。 2人の目の前(1mぐらい)のところに何か落ちています。 (c)
2022年7月25日 日本語学 こそあ, 文脈指示, 現場指示, 用法 目次 1 日本語の「こ・そ・あ」の用法 2 現場指示 2.1 領域対立型 2.2 領域融合型 3 文脈指示 3.1 文章の場合の使い分け 3.2 会話(対話)の場合の使い分け 4 まとめ 日本語の「こ・そ・あ」の用法 この記事では日本語の指示詞「こ・そ・あ」の用法について簡単に説明します。 「こ・そ・あ」は「この」「その」「あの」、「これ」「それ」「あれ」、「ここ」「そこ」「あそこ」、「こう」「そう」「ああ」、「こんな」「そんな」「あんな」などですね。 指示詞の使い方は、大きく分けて 現場指示(直示)と文脈指示(照応) にわけられます。 直示(現場指示):その現場の中に存在するものを指示するもの
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