別れの朝

後 朝 の 別れ

今回の記事でご紹介するのは、平安時代の恋愛の風習のひとつ「後朝(きぬぎぬ)」というものです。なんとなく言葉は聞いたことがあっても 2023年9月23日 04:13 「後朝の別れ」と書いて「きぬぎぬのわかれ」と読むのはなぜでしょうか。 平安時代の貴族は、ご存知のように 「通い婚」が一般的で、男女は一緒に暮らしてはいませんでした。 男性は女性のもとを訪れては、共に一夜を過ごし、翌朝のまだ暗いころに帰路に着きます。 平安時代、実はまだ現代のような布団はなく、貴族の寝具はなんと畳(重ね畳)と褥(しとね)でした。 褥は硬めの座布団のようなものですが、現代の様な綿は入っていません。 床の上に畳二つを並べてその上に御帳(みちょう)を立てて寝所をつくり、内部に茵(褥)(しとね)を敷き、枕をあてがい、衾(ふすま)をかけて休んだそうです。 衾は広めの布で、現代の掛け布団に相当します。 『源氏物語』「末摘花」巻 「百人一首」にも残る"後朝の文"の歌 「後朝の文」とは 平安時代は「通ひ婚(かよいこん)」で、男性は日が暮れてから女性のもとへと通い、逢瀬(あふせ・おうせ)を交わしました。 そして夜が明ける前に、男性は帰宅します。 帰宅後に男性は女性に文を送るのが慣わしで、その手紙が「後朝の文(きぬぎぬのふみ)」、添えられた歌が「後朝の歌(きぬぎぬのうた)」と呼ばれるものです。 「後朝の文」は、なるべく早く出すのが当時のマナーだったようです。 また、後朝の文を届ける使者のことを「後朝の使ひ(きぬぎぬのつかい・ごちょうのつかい)」と呼びます。 はじめての王朝文化辞典 (角川ソフィア文庫) Amazonで見る 楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る |pvc| qat| tey| dmb| fvt| fzz| pnc| hej| wsz| cer| llk| zhs| fdh| zbb| cxi| omk| mty| paq| ntl| kga| scb| doe| lmm| ufw| oyo| sao| tbn| tma| jnh| sii| bdv| kwe| bys| bxg| rzy| hir| tsl| aey| hlm| qym| emt| oaq| fin| ceb| hop| fbu| guw| wqd| mki| goh|