慕帰 絵詞
『慕帰絵詞』 (ぼき-えことば)とは本願寺三代目を名乗られた覚如上人の帰寂 (入寂)を恋い慕うゆえ作成された伝記である。 しかして覚師を讃仰するあまりに筆が滑ることもあったことに留意して読むべきであろう。 なお宿善の語義は、前世・過去世につくった 善根功徳 のことであり、本文中で覚師が『無量寿経』の往覲偈を引いて、 曾更見世尊 則能信此事 謙敬聞奉行 踊躍大歓喜 (むかし世尊を見たてまつりしものは、すなはちよくこの事を信じ、謙敬にして聞きて奉行し、踊躍して大きに歓喜す。 )とあるように過去世における善根を指す言葉である。 あくまでも遇い難き生死出ずべき道に遇い得たことを感佩する語であることに注意すべきである。 なお、御開山には宿善という語は無いが法に遇いえた慶びを語る宿縁という語はある。
慕帰絵詞_巻第9(模本) 画像番号: C0044096: 列品番号: A-6866_9: 作者: 永井如雲他(模) 時代: 江戸-明治時代_19c: 形状: 324.2×1487.8: フィルムサイズ: 4×5:#美術・音楽 #日本・東洋の美術作品 #名詞 [美術・音楽]の言葉 エピソード 熱情 アパッショナート フラット 構成 [日本・東洋の美術作品]の言葉 手 猫 道
改訂新版 世界大百科事典 「慕帰絵詞」の意味・わかりやすい解説 慕帰絵詞 (ぼきえことば) 親鸞 の後継者で本願寺発展の基礎を開いた第3世覚如(1270-1351)の伝記を描いた絵巻。 西本願寺所蔵。 《慕帰絵詞》と題したのは,上人の帰寂(入寂)を恋い慕うゆえであることが,冒頭の詞書に述べられている。 1351年(正平6・観応2)の上人没後,ただちに次子慈俊によって詞書がつくられ,絵もほどなく完成したものと思われる。 全10巻のうち第1,7両巻ははやくに失われ,1482年(文明14)詞書を飛鳥井雅康(あすかいまさやす),絵を藤原久信が補作した。 このとき各巻末に雅康が記したところによれば,第2,5,6,8巻は藤原隆章が,第3,4,9,10巻は藤原隆昌が描いたという。
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