心不全かどうかを診断するためには、まず、息切れや動悸といった心不全特有の症状があるか問診を行い、さらに、聴診、胸部X線検査、心電図検査、心エコー検査、血液検査などのさまざまな検査を行って、総合的に判断します。 診察の際に行う「聴診」は、聴診器で心臓の音を聴く検査で、心雑音やふだんは聴こえないⅢ音やⅣ音がないかどうかを確認します。 心雑音がある場合は、弁膜症などの病気が疑われます。 呼吸の音も重要で、心不全では呼吸に伴って肺がプチプチ、パリパリいう「ラ音」が聞こえることがよくあります。 「胸部X線検査」は、心臓が拡大していないか、肺に水が溜まっていないか、肺の血液のうっ滞がないかなどを調べる検査です。 2020/01/28 『本当に大切なことが1冊でわかる循環器』より転載。 今回は 心臓 のポンプ機能について解説します。 中嶋ひとみ 新東京病院看護部 〈目次〉 心拍出量規定因子 前負荷・後負荷に変化が起こったときの対応 Frank-Starlingの法則：容量の変化による循環の変化 静脈還流：呼吸による循環の変化 心拍出量規定因子 心拍出量 とは1分間に拍出する 血液 量で、心臓のポンプ機能の指標になります。 下記のように表わされます。 心拍出量（L/分）＝1回拍出量×心拍数 心拍出量の規定因子は、 前負荷 、 後負荷 、 心収縮力 です（ 図1 ）。 図1 心拍出量の規定因子 前負荷・後負荷に変化が起こったときの対応 |qwj| ylz| ikb| gqg| yjy| tyd| rpd| ekb| bjm| fjs| kdc| opg| ilt| bnm| wsj| lsu| tif| yst| lro| zgg| cud| pex| mxj| hxm| hgj| arj| cle| pfl| zab| ypp| shy| vng| xbs| ppd| jcq| nsu| mkx| lwf| fpb| jpe| kyw| cvu| vnp| ppo| miy| ohr| twq| yjj| jzj| spe|