アンリ カルティエ ブレッソン 写真 集
東京国立近代美術館で行われているアンリ・カルティエ=ブレッソンの写真展「知られざる全貌」を見てきました。 ブレッソンは僕がもっとも敬愛する写真家の一人なのですが、これだけ大規模な回顧展を見るのは初めてでした。 彼が活躍したのは1930年代から50年代、第二次世界大戦を挟んだ時代ですが、作品を見ているとこの時代に世界が大きくうねっていたことを実感します。 スペイン内戦、自らも従軍して捕虜となったドイツ占領下のフランス、ガンディー暗殺に立ち会ったインド、国民党の敗走と共産党の支配が始まる中国、独立戦争を戦うパキスタン。 ロバート・キャパ同様、歴史的な場面に「立ち会う能力」が彼には備わっていたのでしょう。 そしてそういう瞬間に立ち会っていることの喜びが、写真から伝わってくるのです。
アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集のタイトル。 1932年から52年までに撮影された126枚の写真を収録した本で、表紙の装丁にはアンリ・マティスのコラージュが用いられている。 52年にフランスのヴェルブ社から刊行されたときのタイトルは『Image à la Sauvette』であったが、同年に刊行された英語版では、『The Decisive Moment』というタイトルが付けられた。 この写真集は日本にも輸入されて注目を集めたが、タイトルとしては英語版を訳したものである『決定的瞬間』が流通し、この言葉がカルティエ=ブレッソンの写真術を象徴するものとして受けとめられていった。
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