バーミヤン アフガニスタン
バーミヤンは アフガニスタン の仏教遺跡。 3~7世紀のクシャーナ朝時代の ガンダーラ様式 の系統にある岩肌を彫り抜いて巨大な仏像がかつて見られた。 この地は唐の 玄奘 が訪れ、その著作『 大唐西域記 』に梵衍那国として記されている。 仏教が中央アジアに伝播して栄えたことを示す貴重な遺跡であった。 特に断崖に造られた高さ55mと38mの二基の磨崖仏は、その巨大さと天井の仏画などで広く知られていた。 台地上には町があったが、13世紀の初めにモンゴル軍によって破壊された。 ターリバーンによる破壊 石仏が破壊された後の石窟 2001年 3月2日~14日、 アフガニスタン を制圧したイスラム原理主義集団 ターリバーン は、バーミアンの石仏を砲撃して破壊した。
バーミヤーン はアフガニスタンの ハザーラジャート ( 英語版 ) で最大の都市で、同地域に居住している ハザーラ系 民族の文化の中心地である。 バーミヤーン渓谷のバーミヤーン市郊外には断崖に彫られた 大仏 で有名な 仏教 の石窟寺院遺跡が存在することでよく知られ、バーミヤーンと単に言った場合でも特にバーミヤーン遺跡を指すことが非常に多い。 バーミヤーン遺跡は「 バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群 」として、2003年に ユネスコ の 世界遺産 (文化遺産)に登録された。 また、美しい自然の景観でも知られ、同州西部にあるバンディ・アミール湖は多くの観光客を惹き付けている。 歴史
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