コラーゲン ゼラチン 構造
ゼラチンはコラーゲンを分解したものからできています。ゼラチンのもとになるコラーゲンは、動物や魚の皮・骨に含まれています。ゼラチンの原材料も豚の皮、魚の皮、鱗、鶏などです。また、健康食品に含まれているコラーゲンは、さらに分解したものでコラーゲンペプチドといいます。
コラーゲンも ゼラチン も実は原料・アミノ酸組成は同一で、構造が異なっています。 製造過程において、まず3重らせん構造を持つ"コラーゲン"(画像上)が原料から抽出されます。 この状態では分子鎖が大きく不溶性です。 それを変性処理して短い1本鎖にしたのが"ゼラチン"(画像中)です。 これをさらに加水分解・酵素分解して断片化したのが"コラーゲンペプチド"(画像下)で、分子鎖がとても短いため水に容易に溶解します。 一般的にコラーゲンと呼ばれ流通している物質はこのコラーゲンペプチドを指します。 【関連情報】 ゼラチンとは~基礎から徹底解説!
コラーゲンの熱変性物であるゼラチンは、加熱溶液ではランダムコイル状の分子構造をとっています。この溶液を冷却すると、ゼラチン分子の一部が、もとのコラーゲン様のらせん構造をとり、ネットワークが形成される結果、最終的に流動性を
01. 基礎知識 1-1. コラーゲン→ゼラチン→コラーゲンペプチド 「コラーゲン」 皮膚などの組織から抽出された未変性状態。 3重らせん構造。 【化粧品】 3重らせんの間に水分子を溜めることができるため、保水効果を持ち、化粧品などに広く利用されています。 「ゼラチン」 らせん構造がほどけ、1本鎖になった状態。 加熱するとゾル*状、冷却するとゲル**状に変化。 【食品・医療】 ゼリーやグミなどのお菓子やコンビニ惣菜など、様々な食品用途だけでなく、他にも医療用カプセルや写真フィルムなどに利用されています。 「コラーゲンペプチド」 ゼラチンを酵素などで加水分解し低分子化したもの。 ゲル**化しない。 【食品】
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