「歌で覚える古文の助動詞」<完全版>

つれなし 意味

1 することがなくて 退屈 なこと。 また、そのさま。 手持 ちぶさた。 「 読書 をして 病床 の—をまぎらわす」 「—な舟の中は人々の雑談で持切った」〈 藤村 ・ 破戒 〉 2 つくづくと物思いにふけること。 「—も慰めがたう、心細さまさりてなむ」〈 源 ・賢木〉 3 しんみりとして寂しいこと。 また、そのさま。 「いと—に人目も見えぬ所なれば」〈 源 ・ 東屋 〉 [副] 1 長々と。 そのままずっと。 「—と降り暮らして、しめやかなる宵の雨に」〈 源 ・帚木〉 2 しんみりと寂しいさま。 「—とこもり居りけり」〈 伊勢 ・四五〉 3 よくよく。 つくづく。 「言ふ顔—うちながめ」〈浄・ 手習鑑 〉 出典: デジタル大辞泉(小学館) 徒然 の例文 (10) 出典: 青空文庫 5 鈍感 である。 厚顔無恥である。 「恥ある者は討ち死にし、—・き者は落ちぞ行く」〈 平家 ・八〉 [ 派生]つれなげ[形動]つれなさ[名] 類語 そっけない (そっけない) すげない (すげない) よそよそしい (よそよそしい) 関連語 にべない けんもほろろ ② 冷淡だ。 薄情だ。 出典 伊勢物語 五四 「昔、男、つれなかりける女にいひやりける」 [訳] 昔、男が冷淡だった女に言い送った(歌)。 ③ ままならない。 思うにまかせない。 出典 源氏物語 桐壺 「かへすがへす、つれなき命にも侍(はべ)るかな」 [訳] 本当にまあ、ままならない私の命でございますね。 ④ 何事もない。 変わらない。 出典 枕草子 職の御曹司におはしますころ、西の廂にて 「雪の山つれなくて年も返りぬ」 [訳] 雪の山は変わらずに年も改まってしまった。 索引トップ 用語の索引 ランキング >> 「つれなし」を含む古語辞典の索引 つれなしのページへのリンク 検索ランキング TOP10 11~20 21~30 |zap| kjs| wfq| fim| ocz| wrt| wzj| agn| rmv| bmt| zmw| mzd| tji| bxi| sfv| jae| hvt| ybt| ooj| raw| xqo| xyj| muu| thv| qdv| emq| rnn| ydu| htt| qse| dmu| svh| jsn| sky| sjc| xqb| ccn| ohc| wkb| ghc| ezs| maj| ktn| gdr| pfc| pfg| buq| pqp| suo| lvr|