蓄音機 仕組み
エジソンの発明した「蓄音機」というものですね。 その原理は、音の振動を針に伝え、その振動する針で媒体(この当時は蝋を塗りつけた円筒状のものだったらしい)に傷をつけて、再生するときはその傷にそって針を動かすというものでした。 これを見た時「なんでやねん」と思ったのですが、そうなるものはそうなるものとして理解する他ありません。 不思議ですがそういうものらしいです。 要するに、空気によって震わされた針をもう一度同じように震わせ、それを増幅して空気を震わせる事で音の記録と復元ができるということですね。 下手な図を描いてみました。 が、描いてる途中にいい動画を見つけましたので、時間のある人はこれを見るとわかりやすいです。 動画の18分頃からはじまります。 とても素晴らしい動画ですね。
そうして1877年に初めて発明されたエジソン式の蓄音機「フォノグラフ(phonograph)」は、錫箔を巻き付けた円筒の上に針で音溝を刻み付け、同じように針を音溝に沿って動かすことで、溝の振動を読み取って音が再生される、という機構でした。 しかしこのエジソンの錫箔レコードには、何回か再生すると音溝が削れて音が再生できなくなってしまう、という大きな問題がありました。 オーディオテクニカ所蔵の蓄音機、EDISION HOME PHONOGRA そこに工夫を凝らしたのは何と、電話の開発競争でしのぎを削ったあのグラハム・ベルです。 ベルは錫箔の代わりに蝋を表面に塗布した紙管を開発し、これでレコードの寿命は大きく伸びました。
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