クライエン ト 中心 療法 6 つの 条件
そこには,次の6つの条件が挙げられている。 1 2人の人間が,心理的な接触(ラポート)をもっていること。 第一の人(クライ2エント)は, 不一致の状態にあり, 傷つきやすい,あるいは不安の状態にある。 3 第二の人(セラピスト)は, この関係のなかで一致して(congruent )おり,統合integrated)されている。 4 セラピストは, クライエントに対して無条件の肯定的な配慮(unconditional positive regard)を経験していること。
来談者中心療法における治療者の3つの基本的態度が、「無条件の肯定的配慮」「共感的理解」「自己一致」であることは有名です。 しかし、これらは来談者中心療法のみならず、様々な立場の治療やカウンセリングにおいても重要とされる概念でもあります。 それぞれについて、もう少し詳しく確認しておきましょう。 無条件の肯定的配慮は、無条件の肯定的配慮あるいは無条件の肯定的受容などとも呼ばれます。 クライエントの表現したものがどんな内容であろうとも、批判や評価などの一切の価値判断をせず、ありのままに受容することです。 共感的理解は、同情や同一視と似て非なるものです。 同情は聞き手の経験則にそって理解しようとすること、同一視は聞き手の感情と相手の感情が同じだと思い込み聞き手の立場から理解しようとすることです。
カウンセリングの発展に大きく寄与したカール・ロジャーズが創始したクライエント(来談者)中心療法について解説します。
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