藤原 敏行 朝臣
宇治拾遺物語 8-4 敏行朝臣(としゆきあそん)の事 敏行-藤原敏行。本話と同文話の『今昔』巻一四-二九話は橘敏行とするが、紀友則との関係及び書家としての声価の不明な点から、橘氏説は採らない。鞍察使富士麿の子。
この歌の詠み手は、 三十六歌仙 の一人、 藤原敏行朝臣 (ふじわらのとしゆきあそん)です。 平安時代の人々にとって「夢」は特別な場所でした。 自分のことを想ってくれている人が夢に出てくる、魂が「夢の通い路」をたどって相手に逢いに行くと考えられていたのです。 想い人が夢に出てきたという話は、和歌にもよく詠まれている題材です。 例えば恋多き女性として知られる 小野小町 も次のような歌を詠んでいます。 【 思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを 】 平安時代の恋愛や結婚は、男性が女性のもとを訪れる 通い婚 というスタイルが一般的でした。 そのため、恋愛関係が解消すると、女性のもとに男性は通ってこなくなります。
2022.04.20 小倉百人一首にも収録されている、藤原敏行朝臣の下記の和歌。 「住の江の岸に寄る波よるさへや 夢の通ひ路人目よくらむ」 上記の藤原敏行朝臣の和歌について、意味や現代語訳、読み方などを解説していきたいと思います。 Sponsored 百人一首の第18首目の読み方と意味 まずは小倉百人一首に収録されている藤原敏行朝臣の18番歌について、読み方と意味をみていきましょう。 住の江の岸に寄る波よるさへや 夢の通ひ路人目よくらむ 藤原敏行朝臣 【読み】 すみのえのきしによるなみよるさへや ゆめのかよひぢひとめよくらむ 【意味】 住の江の岸に波が寄るその夜でさえ、夢の通い路でも貴方は人目を避け逢ってくださらないのでしょうか。 【単語解説】 "住の江":現在の大阪市、住吉の浦。
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