十 薬 漢方
東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。 目次
ツムラ柴胡桂枝湯(医療用)の添付文書には、発熱汗出て、悪寒し、身体痛み、頭痛、はきけのあるものの次の諸症:感冒・流感・肺炎・肺結核などの熱性疾患、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胆のう炎・胆石・肝機能障害・膵臓炎などの心下部緊張疼痛の効能効果が記載されています
十全大補湯は元気がない方の気力と体力を補う働きがある漢方薬 です。 気力がわかないうつ状態や体力が落ちている状態などに用いられ、免疫力を高める効果も期待できます。 このページでは十全大補湯の成分や期待できる効果、腹斜王、補中益気湯と人参養栄湯との違いについて解説します。 十全大補湯が自分の悩みに合うか知りたい方はぜひご一読ください。 目次 1 十全大補湯とは? 気力と体力を補う漢方薬 1.1 十全大補湯の成分は? 配合生薬と分量 1.2 十全大補湯が適している方 | 虚弱体質で貧血やめまいでお悩みの方 2 十全大補湯の効き目がすごい? 期待できる4つの効果効能 2.1 効果効能①抗うつ剤の効果を補う 2.2 効果効能②癌治療の補助・癌の再発予防 2.3 効果効能③アトピー性皮膚炎の症状緩和
1.十味敗毒湯【6番】の生薬成分の効能 桔梗・茯苓が利尿作用をもち、余分な水を体内から排出させます。 さらに、荊芥・防風・独活が発汗解熱作用を持ち、肌表面からも毒素や老廃物を代謝させます。 柴胡・樸樕は熱をとって炎症をおさえます。 また樸樕・荊芥は、男性ホルモンの活性を抑えることがわかってきています。 漢方は、何種類かの生薬を合わせて作られています。 生薬は自然界にある天然のものが由来です。 天然のものといっても、生薬それぞれに作用が認められます。 ですから、漢方薬は生薬の合剤といえるのです。 十味敗毒湯は、10の生薬から有効成分を抽出して作られています。 まずはそれぞれの生薬成分の作用をみていきましょう。 荊芥(1.0g):発汗作用・解熱作用 防風(1.5g):発汗作用・鎮痛作用
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