ベーコン 画家
NEWS / REPORT 2022.2.6 あとで読む フランシス・ベーコンが追求した人間の本質とは。 ロンドンで開催中の「人と獣」展から考える フランシス・ベーコンがこの世を去ってから30年が経ついま、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツにて14年ぶりに展示が行われる。 ベーコンの友人であったマイケル・ペピアットがキュレーターとして参加し、「人と獣」をテーマに初期の作品から晩年のものまでが並ぶ。 文=加藤真由 展示風景より、フランシス・ベーコン「The Black Triptychs」シリーズ(1972) Photo by David Parry
20世紀を代表するイギリスの巨匠、フランシス・ベーコン(1909-1992)。. アトリエの近所に住んでいた縁で、晩年その身の回りの仕事を頼まれていた隣人バリー・ジュール氏は、画家から死の直前に突然千点を超えるドキュメントを渡されていたと、死後4年
フランシス・ベーコン 2014.6.20-8.24 企画展 現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより
フランシス・ベーコンは1909年イギリス・ダブリン生まれ。 29年よりロンドンでインテリア・デザインの仕事に携わりながら、フランスでパブロ・ピカソの展覧会を鑑賞したことをきっかけに画家を志して独学で絵画を学ぶ。 初期では、キュビスムやシュルレアリスムを研究。 またニコラ・プッサンの《嬰児虐殺》(1629)を見て「叫び」の表現に関心を持つ。 アトリエで自作の発表会を開くも思うような結果が得られず、筆を止めて職を転々とする。 33年に制作を再開。 ピカソの作品に影響を受けた《磔刑図》が、美術史家ハーバート・リードの著書『今日の美術』にピカソの作品と並んで掲載される。 翌年に自ら「トランジション・ギャラリー」をオープンし、初個展を開催。 しかし成功には遠く、このとき多くの自作を破棄している。
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