確定 申告 退職 所得 が ある 場合
退職所得は上の「退職所得の源泉徴収票」の ① 支払金額から ③ 退職所得控除額を引いた金額を2で割ることで算出します。 ※今年度の改正により、勤続5年以下の役員、社員の300万円超部分の退職金については、1/2することが出来なくなりました。
退職所得金額は、申告書を提出して適正な源泉徴収がなされていれば、たとえ確定申告するとしても申告に含める必要はありません。 ただし、申告をしようとしまいと、上記※1にあるように 含めて 合計所得金額を計算することになります。 これまで、合計所得金額に気を取られる人のうち、退職所得が発生しそうな人というのは稀でした。 そのため、ここまで考えていない方もいらっしゃるかもしれません。 令和2年分からは、すべての人の基礎控除額の計算に影響が出ますし、公的年金等の控除額にもこの「合計所得金額」は影響します。 申告しない退職所得がある方は、その「合計所得金額」の計算にご留意ください。 関連コンテンツ: 退職所得がある場合の「合計所得金額」に注意 申告納付期限延長の対象手続一覧 日税連サイト
退職金やiDeCoの老齢一時金などは退職所得に該当しますが、「退職所得の受給に関する申告書」を勤務先や金融機関に提出していれば、確定申告は不要と言われます 。 しかし令和元年分の確定申告の手引きを見ると、 退職所得金額に関して平成30年分までの手引きになかった注意書きがされています 。 ≪所得合計額の説明: 令和元年分所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き(確定申告書B用) P34≫ ≪医療費控除の計算欄Dの注釈:令和元年分所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き(確定申告書B用)P19≫ 各種所得の合計額を計算する際には気をつけたいところですが、結局 退職所得の確定申告をすべきケースはどういった場合なのか、これまであまり意識されなかった論点も含めてまとめます 。 目次
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