道中 奉行
道中奉行 (どうちゅうぶぎょう) 江戸幕府の職名。 五街道とその付属街道宿駅の伝馬・旅宿・飛脚などの取締りや,道路・橋梁以下道中に関するすべてのことを管掌した。 初設は1632年 (寛永9)の記事があるが,一般的には59年 (万治2)大目付の兼任をはじめとする。 98年 (元禄11)以降大目付・勘定奉行兼任の2人職となった。 老中支配。 役料は1723年 (享保8)以後3000石,1805年 (文化2)からは金250両支給。 下僚に道中方があり,勘定組頭のうち伺方・帳面方組頭の一方が兼任し,支配勘定4人がこれに付属した。 職掌は伝馬宿入用金などの下付米金,宿助郷の貸付,助郷割替,五街道の並木・一里塚の管理,道橋普請などであった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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道中奉行 (どうちゅうぶぎょう)は、 江戸幕府 における職名のひとつ。 概要 道中奉行は、 五街道 である 東海道 ・ 中山道 ・ 日光道中 ・ 奥州道中 ・ 甲州道中 および、五街道の付属街道として主要街道を支配下にした 。 宿場 駅の取締りや 公事 訴訟、 助郷 の監督、道路、 橋梁 、 渡船 、 並木 、 一里塚 の整備など道中関係全てを担当した 。 初見は『吏徴別録』の 寛永 4年( 1632年 )12月にある 水野守信 ら4名の任命の記事であるが、一般的には 万治 2年 7月19日 ( 1659年 9月5日 )に 大目付 高木守久 が兼任で就任したのにはじまるとされる。
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