イタリア ガラス
イタリアのガラス工芸といえば、多くの人はヴェネツィアン・グラスを最初に思い浮かべることでしょう。 ただし中部トスカーナにも、世紀を超えてガラスと向き合ってきた町があります。 フィレンツェから南へ約50kmに位置する コッレ・ディ・ヴァル・デルサ (以下、地域の略称に倣いコッレ)です。 "エルサ渓谷の丘"という意味を持つここは、フィレンツェとシエナを結ぶ路線バスも、各駅停車しか止まらない町です。 しかし、クリスタルガラス製品においては、なんと イタリア国内で95%、世界でも14%のシェア を誇る一大生産地なのです。 中世の面影を残す丘の上の旧市街は「コッレ・アルタ」、19世紀に整備された麓の地区は「コッレ・バッサ」と呼ばれます。 そのルーツを探るべく、『 クリスタル博物館 』を訪ねました。
一点物が多い伝統的ガラス工芸品 ヴェネチアングラス。 およそ700年の歴史とその技術に裏付けされたヴェネツィアングラス(Venetian Glass)の輝きは、アドリア海の女王とも称される凝縮された美の世界。. 3万色とも言われる色のバリエーションが、優しく、そして時には力強い表情を見せて
ベネチアングラス(Venetian glass) はイタリアのベネチア(ベニス/ヴェネツィア)地方で造られるガラス細工です。 特徴は装飾性の高さ。 ガラスを細く引き伸ばして、動物や植物をモチーフとした装飾をほどこす製法もあり、精密な細工が特徴です。 ベネチアングラスの発祥は謎に包まれていますが、トルチェッロ島からは7世紀ごろのガラス工房跡が発見されたり、文献にも10世紀末にはガラス製造が行われていたことを示す記述がありました。 最盛期は15~16世紀のルネサンスの時代で、パリのベルサイユ宮殿など世界中でベネチアングラスが使われています。 また、ベネチアングラスは鉛を含まない ソーダ石灰 を用いており、コバルトやマンガンなど他の鉱物を混ぜることにより多様な色合いを表現が可能となりました。
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