中心 性 頚 髄 損傷
今回、中心性頸髄損傷による四肢不全麻痺を呈した症例について術前および術後の評価および治療の経験をし、理学療法評価から歩行能力の改善を目標としたプログラムを立案し、能力の向上を認めたのでここに報告する。 症例紹介
中心性頚髄損傷は不完全頚髄損傷のなかで最も多く認められ,そのほとんどが頚椎の過伸展により生じ,下肢に比べて上肢,特に手の機能障害が強く認められる.予後は比較的良好であるといわれているものの,手指の巧 緻運動障害,しびれ,感覚低下などが残存し,治療後の患者の満足度はそれほど高くない場合も少なくはない.保存的に治療されることが多く,外科治療の適応の決定に関しては一定の見解は得られていない.今回,われわれの施設にて初期治療が行われた中心性頚髄損傷例に対する治療成績を評価し,神経症状の改善,治療方法,手
今回は中心性頸髄損傷の病態や対処法について解説していきます。 中心性頸髄損傷は、頸髄の主に中心部が損傷し下肢よりも上肢に強く神経所見が出現する疾患です。
中心性脊髄損傷は、 頚椎の過伸展もしくは過屈曲で生じる 脊髄損傷 です。 頸部に生じることから、 「中心性頸髄損傷」 とも言われています。※以下に表記する中心性脊髄損傷は「中心性頸髄損傷」と同義として扱います。
中心性脊髄損傷には、頚椎を保護する初期の管理、急性期の薬物療法、またリハビリなどによる保存的治療が主に行われます。 さらに頚椎の骨折などを伴う場合は、急性期に行う外科治療があります。
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