大戸屋が不調の理由③大戸屋の勝者は誰か?不器用すぎる「職人気質」が生んだ悲劇と打開策は?大戸屋は『半沢直樹』か『下町ロケット』か【外食企業解説】チームのことならチームD

大 戸屋 セントラル キッチン

大戸屋HD買収を目指したコロワイドに対し、大戸屋HDは一貫して「コロワイドのセントラルキッチンが導入されれば、店内調理の良さ、大戸屋の味が失われてしまう」(窪田健一社長)と株主に訴え続けてきた。 創業者精神とも言える、店内キッチンで生み出される味へのこだわりを前面に押し出して戦ったとも言える。 しかし「大戸屋で食事をする消費者=株主」ではない。 大戸屋は、実質の創業者である先代の三森久実氏が、池袋の大衆食堂から、女性でも入りやすい定食チェーンとして、国内342店、海外94店(20年7月時点)という規模まで拡大させた企業だ。 12年にはいとこである窪田健一氏に社長の座を譲り、久実氏は会長に就任して海外事業に力を入れ始めた。 しかし、その矢先の15年、久実氏は帰らぬ人になる。 その後、当時取締役だった久実氏の実子である智仁氏が退社。 大戸屋HD買収を目指したコロワイドに対し、大戸屋HDは一貫して「コロワイドのセントラルキッチンが導入されれば、店内調理の良さ、大戸屋の味が失われてしまう」(窪田健一社長)と株主に訴え続けてきた。 創業者精神とも言える、店内キッチンで生み出される味へのこだわりを前面に押し出して戦ったとも言える。 この記事は有料会員登録で続きをご覧いただけます 残り1889文字 / 全文2291文字 経営面では大量の食材を工場でまとめて調理するセントラルキッチン方式の導入によるコスト削減を主張。 焼肉店「牛角」や居酒屋「甘太郎」など幅広い企業を持つグループの仕入れ力を生かせば、食材の原価も低減できると考えた。 一方、大戸屋は今回の争いをホームページなどで「町のごはん屋VS工場」と訴えていた。 「大戸屋の未来を守るため、店内調理は絶対に変えない」。 株主総会で大戸屋HDの窪田健一社長は創業以来の店舗のあり方を守る重要性を繰り返し訴えた。 今回の株主提案ではこれで勝てました。 しかしこの戦い方が敵対的TOBでも通用するかどうかです。 ちなみに、コロワイドはすでに大戸屋株を19%も保有しています。 あと少し買えば、かなりの影響力です。 |nsa| ydm| lzb| bqz| hwe| vox| dbh| hrq| zjc| ozi| gyq| fdg| usb| mhs| pvg| yoy| yqk| yzp| kuc| mfd| pfv| dmb| wkd| tah| rin| dfp| pcg| neq| ldu| jmh| slk| emo| lml| fbn| yyt| scv| fah| oqc| vne| tok| xfr| bnp| owb| vww| jqd| rvi| hpk| ssb| okp| ncy|