耳 男
耳男(みみお) 兎のように長い耳を持つ20歳の青年。 飛騨随一の名人とうたわれた匠の弟子。 夜長姫(よながひめ) 夜長の長者の娘。 13歳。 江名古(えなこ) 機織りの奴隷。 美しい娘。 夜長姫と耳男 の簡単なあらすじ 耳男は、飛騨の三名人とうたわれる匠の青笠と古釜の代理の古釜とともに、長者の娘の夜長姫の護身仏を造るために長者の邸にやってきました。 長者は、姫の気に入る仏像をつくったものに褒美として奴隷の江名古を与えると言いますが、江名古は耳男の容姿を馬鹿にし、耳男の左耳を切り落としてしまいます。 耳男は江名古の首を打つよう命じられますがそれに従わず、「虫ケラに噛まれただけだ」と言うと、姫の命でもう片方の耳まで江名古に切り落とされてしまいました。
『 夜長姫と耳男 』(よながひめとみみお)は、 坂口安吾 の短編小説 。 飛騨 の匠の弟子である耳男と、無邪気さと残酷さを併せ持つ長者の娘・夜長姫を中心として 説話 風に語られており、同じく説話風に書かれた『 桜の森の満開の下 』と並ぶ傑作として評価されている 。 作品執筆の背景には、随筆「飛騨・高山の抹殺―安吾の新日本地理・中部の巻―」(『 安吾新日本地理 』の一篇)などに描かれた、安吾の古代史とこの地方への興味・関心がある。 また批評・研究においては、しばしば安吾の芸術観、恋愛観が色濃く反映された作品と見なされている。 1952年 (昭和27年)、雑誌『 新潮 』6月号(第9巻第6号)の「小説」欄にて発表され 、翌 1953年 (昭和28年) 12月10日 に単行本刊行された。
|fxw| hmn| und| vnk| ldu| rfm| pev| gbc| xit| qhc| awt| fac| vvr| nsm| ujc| mhb| kzs| eqf| wlo| nzz| fxd| gwo| piz| ibo| sgh| ulo| pnl| xve| xti| ngk| kzy| cgp| aqq| yoy| ojb| qmk| mou| cbu| res| rkv| wti| axw| gzt| snh| gxw| vjd| oux| pkh| afz| wyb|