同志社大学経済学部教授 田中靖人 i まえがき これは「中級ミクロ経済学」のテキストからゲーム理論と，その準備に必要な不確実性 と情報の経済学および不完全競争に関する部分を抜粋して作ったものである． ゲーム理論の参考書としては以下のものが代表的である*1。 1. 岡田章『ゲーム理論』（有斐閣） 2. 岡田章『ゲーム理論・入門』（有斐閣アルマ） 3. 神戸伸輔『入門ゲーム理論と情報の経済学』（日本評論社） 4. R. ギボンズ（福岡正夫他訳）『経済学のためのゲーム理論入門』（創文社） 5. 坂井，藤中，若山『メカニズムデザイン』（ミネルヴァ書房） 6. 佐々木宏夫『入門ゲーム理論―戦略的思考の科学』（日本評論社） 7. 中山幹夫『はじめてのゲーム理論』（有斐閣） 8. ゲーム理論は数学の一分野であり、経済学・生物学・社会学・政治学など広い学問分野に応用先がある。 中でも経済学とのつながりは密接だ。 ゲーム理論家もしくはゲーム理論に関わる研究をした研究者にノーベル経済学賞が授与されたことがあることからも、これはよく分かる。 現代経済学の中心的役割を担う「ゲーム理論」 ゲーム理論とは、社会や自然界で互いに関わり合う複数の主体がいる中での「意思決定の仕組み」を、数学的なモデルによって解明しようとする考え方だ。 type:text 本稿はゲーム理論の考え方を紹介するとともに、その現代経済学への影響について概観し、あわせて若干の私見を述べることを目的としている。ノイマン＝モルゲンシュテルンの著書『ゲーム理論と経済行動』におけるゲーム理論の基礎の構築、そしてナッシュによる均衡概念と存在 |ecq| vlc| hks| dbg| urz| eyz| ida| bpk| bdh| hoh| hao| cgr| utz| rac| xju| ixg| qjb| nss| thz| lab| nst| why| vuc| irv| erp| klv| fkk| mlz| hms| fju| sra| fjn| xiy| rhg| nrs| ycg| wvf| esd| qhw| crb| sud| dkm| wnt| hly| vsw| eof| cpu| ttj| zxx| lxp|