お嬢さん 映画
2016年公開の『お嬢さん』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門ノミネート作品として、大きな注目を集めた映画です。 原作はサラ・ウォーターズ著「荊の城」ですが、注目のラストシーンは大きく書き換えられています。 社会背景を振り返り、話題の ラストシーンを徹底考察 していきましょう。 劇中の タコは一体何のメタファー なのか、 医師や看護師の正体 にも迫っていきます。 ラストシーンを紐解く 家父長制からの解放 パク・チャヌク監督の思い 女性が愛を通し自由になる 男性優位を覆す ラストシーンを紐解く 衝撃のラストシーンを迎えた本作ですが、原作とは全く違うラストシーンとなっています。 大きく変えたラストシーンに監督のどんな思いが隠されていたのでしょう。 家父長制からの解放
お嬢さん (2016) 2017年3月3日公開 145分 作品情報 映画短評 関連記事 画像 3枚の写真 (C) CJ E&M Corporation 見どころ 第69回カンヌ国際映画祭に出品された、サラ・ウォーターズの小説「荊の城」を原案にしたサスペンス。 日本統治下の韓国を舞台に、ある詐欺師が企てる富豪一家の財産強奪の行く末を追い掛ける。
1939年 、 日本統治下の朝鮮半島 。 孤児 として生まれ、 詐欺集団 に育てられた少女ナム・スッキ( キム・テリ )は、捨てられた 乳児 の世話をして 日本人 に売ることで生計を立てていた。 ある時、「藤原伯爵」と名乗る詐欺師( ハ・ジョンウ )がスッキたちに隠密な計画を打ち明ける。 それは、日本人の 華族 と 結婚 して「 上月 こうづき 」という和名を手に入れた 親日派 の朝鮮人の男( チョ・ジヌン )の姪・秀子( キム・ミニ )を誘惑して夫となり、上月の亡き妻が遺した莫大な遺産を手に入れるというものであった。 藤原伯爵は、スッキに上月家の 女中 として働き、秀子と自分が結ばれるように手助けするよう持ちかける。 報酬が手に入れば自由の身になれると考えたスッキは伯爵の話に乗る。
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