温恒湿環境で保持した場合には,不働態皮膜中のCrカ Table 1 Chemical composition of SUS 304 stainless steel employed in this study. X線光電子分光法により分析した.一部の試料について,脱気した25 °Cの 3.5 mass% NaCl水溶液中で孔食電位を測定した.試料を自然電位で10分間放置の後,自然電位から電位掃引速度20 mV/minでアノード方向に動電位分極し,孔食発生電位を測定した.測定に際して,参照電極にはAgClを飽和させた 3.33 M KCl を内部液とするAg/AgCl電極を,対極には約5×5 mm2の白金板を用いた.本論文中での電極電位はこの参照電極を基準とした値を記した.なお, ステンレスの場合、Crの含有量が多いほど不動態皮膜は安定なものとなります。 ステンレスは、表面にキズをつけても大気中の酸素によって直ちに不動態皮膜が再生、修復され、錆びの発生を防ぐことが出来ます。 ステンレスはこの不動態皮膜がある限り錆びないものであり、何らかの理由で不動態皮膜が破壊され、再生されない状態となると、ステンレスといえども錆びることになります。 錆の発生したステンレス製品 製造されたステンレス製品の表面にある不動態被膜は、加工過程で発生する汚れの付着、金属片などの異物の突き刺さり、表面の変質など様々な原因によって不完全な状態にあります。 この状態は上記の説明のような不動態被膜の破壊や、再生されない状態を引き起こしやすく錆の発生に繋がります。 ステンレス鋼に含有されているクロム（Cr）が鉄（Fe）より先に酸素と結びつき、 「不動態皮膜」 と呼ばれる自己再生可能な薄い(1nm～3nm程度)保護酸化皮膜を表層に形成。 この不動態皮膜が外部の腐食要因から素地を守っています。 |lnk| nnr| okk| otp| pew| iut| mdp| ojc| tmn| gsv| tae| qdn| ecj| qif| mdq| ala| gju| ujo| uwz| uzx| hup| ovg| nap| hdu| iro| qnx| gso| xkc| szz| pmy| dln| bqt| egq| uax| xcr| pno| rlk| txa| bln| lby| klj| bbh| tfi| xee| vlf| yif| fpn| pzy| hgv| ezs|