浜口 陽三 と 南 桂子
浜口陽三は、1909年にヤマサ醤油株式会社の先々代の社長、濱口儀兵衛の三男として和歌山県に生まれました。 生家は、1645年以来お醤油造りを続けてきましたが、陽三は家業を離れて東京美術学校(現東京藝術大学)の彫塑科に入学しました。 1930年には大学を中退してパリに渡り、油彩、水彩、銅版画など幅広い創作活動を行います。 第二次世界大戦により帰国し、戦後の1948年頃から本格的に銅版画の制作を始めます。 1953年に再び渡仏し、1955年頃からカラーメゾチントという銅版画技法を独自の解釈から開拓しました。 以来1957年のサンパウロ・ビエンナーレ版画国際部門での最優秀賞受賞をはじめ多くの国際美術展で受賞を重ね、世界を代表する銅版画作家の一人として広く知られるようになりました。
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 南桂子 菊池麻衣子 雨がしとしと降る5月のある日に、水天宮前の美術館「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」を訪れました。 8月6日(日)まで開催中の「南桂子 銅版画展-静かな王国」を取材するためです。 同館は、銅版画家・浜口陽三の作品を収蔵・展示する目的で、1998年、ヤマサ醤油株式会社により開設されました。 せわしなく人々が行き交う駅から徒歩1分ほどの場所にありますが、扉を開けると、外とはうって変わって静かな版画の世界が広がっていました。 本展で紹介される 南桂子 みなみけいこ さん(1911~2004年)は、日本人女性の中でいちはやく銅版画の可能性を見つけ、1953年からパリで、1982年からはサンフランシスコで活動した作家です。
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