力 率 改善 と は
E = V の関係です。 電源電圧 E は負荷によって変化しません。 電流 I は負荷のインピーダンスにより、位相が変化します。 電流 I の位相は負荷により、遅れたり進んだりします。 遅れ力率とは 電圧から見て電流の位相が 遅れている ときの力率をいいます。 進み力率とは 電圧から見て電流の位相が 進んでいる ときの力率をいいます。 力率 「力率の遅れ」や「力率の進み」は、電圧から見た 電流の位相差 のことをいいます。 遅れ力率 図のような交流回路で、「誘導性リアクタンス」が「容量性リアクタンス」より大きいときに 誘導性負荷 になります。 遅れ力率のときの電圧と電流の関係 誘導性負荷のときの電圧と電流を見ると、図のように電流が電圧より遅れます。
【試算】 力率改善率:100%-80%=20%・削減金額: 契約電力×基本料金単価×力率改善率×12月/年 =200kW×1,269円/kW×20%×12月/年=609千円/年 追加するコンデンサ容量の算出: 1)有効電力=200kW:最大電力を採用します。 2)皮相電力=250kVA(=200÷0.8) 3)無効電力={(皮相電力)2-有効電力2}1/2=(2502-2002)1/2=150kVA 【補足】 有効電力として最大電力を使用して試算しています。 工場稼動時の平均受電電力の値を把握すれば、進相コンデンサの容量は150kVA以下になります。
力率は、 交流回路 で用いられる用語であり、 皮相電力Sに対してどれくらい有効電力Pになるかを示す指標 となります。 また、力率は cosθ で表され、英語では『Power Factor』と書きます。 ・・・少し難しいですね。 では、これから力率について出来るだけ分かりやすく説明します。 まず、入力部が交流電源である交流回路の電力 (交流電力)には 有効電力P・無効電力Q・皮相電力Sという3種類の電力があります。 各種類の式をまとめると以下のようになります。 有効電力 P P = VIcosθ = Scosθ[W] (1) 無効電力 Q ・ Q = VIsinθ = Ssinθ[var] (2) 皮相電力 S S = VI[VA] (3)
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